曖昧だけどたぶん中学生の頃の記憶
土曜日か日曜日の朝で、その日僕は部活か学校行事か何かの関係でとにかく普段よりずれた時間に起きていた。
で、何となくテレビのチャンネルを回していると
何レンジャーだったかも覚えてないけど戦隊ヒーローの、ちょうどクライマックスシーンが放送されていた。
怪人が巨大化してレンジャーが合体ロボを呼び出す直前のくだり、
地上で戦闘員を蹴散らして一度怪人をやっつける場面ね。
その放送回に登場した怪人というのが
信号機をモチーフに造形された“信号機怪人”だった。
名前があったのかもしれないけど今や知るすべはない
彼がどんな悪さを働いたのか、
きっと街の交通機能を麻痺させて人間たちにたいへんな迷惑をかけたのだろう。
途中から見たのでそこもわからない。
とにかく怪人のさだめ、レンジャーのかっこいい必殺技が直撃して信号機怪人は倒されてしまう。
その瞬間がとても印象に残っているのだ
信号機怪人はゆっくりと地面に倒れながら、
『赤信号…、青になったら、わたろうね………』 ボカーン
辞世の句を詠んだのだった。
それもテレビを見ている全国の子供たちへの実に道徳的なメッセージが込められていた。
彼は悪役の怪人でありながらしかし、同時に信号機でもあったのだ
そして信号機として一本の筋を通す様を見せつけたのである。
倒れてから爆発までのあの絶妙な間が鳥肌レベルだった
巨大化するところも見たかったが、残念ながら時間が来たため
僕はそのよく覚えていない用事のため家を出たのだった。
信号はちゃんと守ろうと誓って。
…………
こんな風にこのデスクでブログを更新するのもこれで最後となることでしょう。
当直あけの明日にも僕は故郷に帰ります
「仕事が遅すぎる」って、
じゃあいくら言っても資料をそろえてくれないあのばばあどもはどうなんだよ
郵便が届くのを催促して早く受け取れとでもいうのか
願わくば、僕の後任に来るという人が僕よりひどい人物だったらいいんだ
そんな人間いないか。
さあ休暇だ
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